タッチプレーについて
少年野球では、ベース周りの守備練習を疎かにすることが多いです。ゴロやフライの練習だけではなく、ベース周りのタッチプレーを、特に低学年から取り入れると効果的です。
ルーティン化して、10分ぐらいでできます。捕る体制、ノーバン、ショートバウンド、高め、横などに投げたボールを素早くタッチする練習が良いでしょう。
タッチプレーは、しっかり練習しないとなかなか試合で使えません。試合中にタッチが遅いなどと怒鳴っている場面をよくみますが、指導不足で子供は悪くありません。練習していないからできないのです。
また、ベース付近の立つ位置や、多少逸れた際も、ギリギリまで動かずに捕る必要があります。どれだけの子がまともにタッチプレーすらできず、少年野球を卒業していくのか、ぼくの感覚では10人に2人程度しかできずに、チームによっては1人もまともにできずに卒業しています。
こういった小さな差を積み重ねることで、強いチーム、弱いチームの差が生まれるのではないでしょうか?
超重要な体重移動について
ピッチングの体重移動について、重要なことは、移動した体重を食い止めることです。
キャッチャー側の足を斜め45度ぐらいに地面に突き刺すようなイメージになります。←意識的ではありません。
キャッチャー側の足が膝が90度に曲がると、移動した体重が流れてしまいます。超重要なことは、体重を食い止めることです。
この視点を持って、プロのフォームを研究するとピッチングフォームの理解が加速度的に上がってきます。
三塁盗塁について
コツは、ピッチャーが投げる前に、サイドステップで2,3歩でることです。そして、ピッチャーの足が上がった瞬間にスタートを切ります。
リードの大きさや足の速さはあまり関係ありません。ステップすることで、大リードになること、スタートを切る前に、スピードにある程度乗っているため、普通にスタートを切るよりも、1秒以上早く3塁ベースに到着します。
毎回、ステップをすると警戒されてしまいます。狙うタイミングは次のとおりです。
- 2アウトをとった次のタイミング
- バッター勝負とベンチから指示が出たタイミング
- 審判からピッチャーに対して何らかの指導があったタイミング、しっかり止まってなど。(ほぼ牽制はこない)
- グラウンドが静かになった時(感覚としか言えません)
また、監督がバッターに打つだけっと、打てのバレバレのサインを3回出して、ランナーにだけわかるようにフラッシュでサインを出す方法もあります。
少年野球に必要か?ましてや低学年に必要か?との意見もありますが、この感覚こそ、低学年から養いたいです。中学、高校からいきなり、こういったプレーはできません。
ロースコアの試合を決定づける、秘策をもっているかどうか、勝負できるかどうか、ただ単に投げて、打って、捕ってだけではいつか負けます。
上には上がいます。将来、プロ野球選手になる対戦相手かもしれません。どんな相手が出てきても戦える武器が必要です。
アップについて
お陰様で、20記事に達しました。アクセス数は0です。これまでの記録とメモですので、こんなものです。それよりも、頭の整理になりますし、自分の文章スキルの向上に役立っています。
アップについて、低学年ならば、多様な動きを取り入れるといいでしょう。アップというより、様々な運動神経を刺激するような、日常生活では使わない動きや反応、前後、左右、様々なジャンプメニューを取り入れ、マンネリ化しないように、月ごとにメニューを変えるといいでしょう。
この1時間弱のアップを取り入れ育った代は、現在、驚異的な強さをみせてます。僕の考えでは、このアップメニューで様々な運動神経を刺激さえすれば、その日の練習の80%はこなしたと思ってやってました。
メニューの柱は、ジャンプ系統、ダッシュからの切り返し、音などに反応するもの、これらが主となります。
アップといいながら、大人と違い、身体を温めるようなものではなく、運動神経を刺激して、自由に動く身体を作る、そんなアップです。
運動神経は低学年までに完成します。恐らく、ここまでの練習でその後の野球スキルの大半が決まってしまうと思います。
この大事なときに、つまらない練習をして、貴重な低学年時代を潰さない、無駄にさせない、そのうな心がけが必要と考えてます。
少年野球は楽しければいいのか?
楽しくなければ少年野球ではありません。子どもたちの笑顔で大人たちも笑顔になります。
しかし、違和感はあります。ちゃんとした野球を教えられず、楽しければいいと、指導に向き合わないのは違うと思います。
どうしたら、正確に指導できるまでになるのか?まだ、道半ばの私には、わかりません。ロードマップとしては、たくさんのプロ野球選手の動画を繰り返しみる、その中で共通点を見つける、無意識の意識化にならないように、自分の身体で実験する。また、解剖学を学び、どの筋肉が使えているのか、又は使えてないのかの全てを理解する、その上で、適切なアドバイスをする。
よって、自分ただ一人の野球経験に頼った指導では、的はずれな指導となってしまいます。
野球の指導における無意識の意識化について
難しいネーミングにしてみましたが、中身は単純で、プロ野球選手などが、ピッチングやバッティングで意識していない部分で一瞬見られる動きを写真などで切り取り、子どもたちにそれを意識するよう指導してしまうことを、無意識の意識化と勝手ではありますが、ネーミングしてみました。
要するに、テイクバックは肘から上げる、ヒップファースト、グリップからバットを出すなど、意識はしてなく、他のポイントを抑えることで、自然に生まれる動きです。これらは一瞬であるため、意識的につくると、瞬間的な動きではなくなり、結果として、違う動きになってしまいます。
この無意識の意識化については、停止動画を見せられ、それが今、旬に活躍している選手で、ほらみろ、プロの誰それだってこうなっているだろ、だからそれを意識して練習しようとなります。
この過ちは、かなり熟練した指導者でも間違います。野球における標準指導書が必要だと感じます。
厄介なのは、ユーチューブなどででてくる元プロ野球選手ですら、キチンした知識もない場合が見られます。
そのような指導者に出会ってしまったら、はいっといって、適当に受け流すしかないでしょう。
少年野球の審判について
パパとして、辛い一つです。変な服を着させられ、ベテラン審判にダメ出しされ、資格までとらされ、その資格試験もたった1日ではありますが、令和の時代にありえないパワハラではないかと思われるほどの研修を受けます。
これでは、野球をやらせたいと思う家庭は減ってしまいます。ただ、慣れてしまえば、難しいものではないため、低学年から審判だけでも、塁審だけでも、一定できると重宝されます。
審判スキルは、服装を整えること、アウトやセーフのジェスターを正確に覚えること、ジャッジする責任範囲を覚えることの3つが大事です。
審判は、打ち方や投げ方のような正解がないものではなく、野球のルールと審判の技法は、確立されているため、明確でいいです。
大事な3つさえ抑えておけば、グタグタ言われることはほぼありません。
あえて、主張させてもらえるならば、多少のお礼で有料審判を導入もしてもいいのではないでしょうか?
野球経験と審判経験は違います。それなりに苦労するため、できればやりたくない、それが本音です。