sassounoblogのブログ

少年野球を終えたパパのブログ

インサイドアウトについて

 インサイドアウトこそ、バッティングの神髄かのように指導するコーチがいます。内側からバットが出ることが正しい証明なんてありません。

 また、バッティング指導において、バットの軌道に偏った考えは大きな間違えであり、バッティング指導の手順は、下半身の動きを教える、その上で、上半身の動きを教えます。腰を回せ、体重移動が大事だなどど、本当に適当に見様見真似で教える、すべて聞き流すのが得策です。意味ないですから。

 とにかく、厄介なのは、高校野球ぐらいまで経験した、大型の大人です。そりゃ、それなりに打てるでしょう。しかし、それとあなた方が教えてるバッティングは、別物です。低レベル過ぎてお話にもなりません。あげく、打てないのは子どものせいとばかり押し付けます。直ぐに辞めてほしいですよ。素人コーチが野球をつまらないものにしているのが現状です。

 インサイドアウトなんて、そもそも存在すらありません。ましてや、グリップから出すなどの、プロのバッティングの一瞬を捉えて、それを意識してスイングさせるのは、害しかありません。プロ野球選手はグリップからバットを出す意識なんて、実際にボールを打つときありません。

 わからなければ、バッティングセンターで、グリップからバットを出す意識で打ってください、ロングティーで、グリップからバットを出す意識でどのぐらい飛ばなくなるのか、試して下さい。打てないし、飛びません。飛ばない打ち方を教えてどうするのでしょうか?
 そうではなく、下半身の動きが正しいか、正しい下半身の動きは、プロのバッティングフォームを繰り返し、1000回ぐらい見て、頭に叩き込んで下さい。

走塁スキル

 低学年で最も力を入れたい練習。走塁です。ここで、手を抜くと、中学、高校で小さいリードしかできなくなります。

 中学、高校に通じる野球といいながら、ちゃんと練習しないチームもあります。リードスキル、ヘッドスライディングで手から戻るスキル、スライディングスキル、低学年からどんどん練習させましょう。
 
 ありがちな走塁練習で、1塁駆け抜け、ベースのちょっと先まで全力で走れと教えます。小学校の50メートル走ではありません。ベースを踏んだら、すぐ止まれが正解。どこまでも、しかも、ファールゾーンに大きく駆け抜けたら、2塁へ行くチャンスを潰します。

 また、ベースを踏み込むようにします。こちらも50メートルのフィニッシュではありません。

 繰り返しの主張ですが、この僅かな差を積み重ねることで、少年野球では大きな差となります。地元の子どもたちだけで、チームをつくります。どこで差がつくのか?こういった、スキルの積み上げです。

 監督の野球感が鋭いならば、ワンゴーも少年野球ではメチャクチャ効果的です。
 ワンゴーとは、ピッチャーが動いた瞬間に盗塁のスタートを切ることです。牽制だったら、必ずはさまれてしまいます。
 2アウトランナー1塁やワンナウト2塁で連打やヒットが望めない場面、監督長年の才があれば、子どもが100%牽制しない、できないケースなんていくらでもあります。

 足が速いから盗塁、遅いから走らないではありません。野球には、よーいドンなんてありません。ギャンブルスタートの技術と勇気、経験と勘どころこそ、少年野球からどんどん磨きたい。

 ただ単に投げて、打って、捕ってのチームと場面ごとに引き出しの多いチーム、どちらが中学、高校に通じる野球でしょうか?

ボールを後ろにそらさないスキル

 少年野球では、キャッチャーがワンバウンドを後ろにそらさないスキル、超重要で、試合でも頻繁に発生するにも関わらず、あまり、練習しません。

 1試合で1球ぐらいしか飛んでこない、ゴロやフライ、1試合で何本もない大飛球に対する連携プレーの練習に多くの時間を割くより、ワンバウンド止める練習した方が、実践では効果あります。

 毎週土日、10分ぐらい時間割くだけで、後ろにそらすことなんてなくなります。もちろん、低学年チームでも。これができるかどうかで、3.4点は減らせると思います。

 大人はノックをバンと打って、叫んでれば、気持ちいいですから、地味な練習させないんです。
 
 練習方法は、動画や画像で止める方を覚えさせ、後は、軽く投げたボールを止める、これを繰り返す。10分あれば、1球5秒、1分で12球、5分で60球、キャッチャー2人で10分。

 たったこれだけ。野球素人コーチでも簡単。週60回×40週で年間2400回、中学、高校でも必要とするスキルが身につきます。
 

 

バットについて

 買えるならば、ビヨンドマックス1択です。飛びます。普通の金属バットよりも遥か遠くに飛びます。
 打ち方なんて関係ありません。先日も、とんでもない一発を喰らいました。外野の遥か後ろまで飛んだ上に、反対側のグランドまで約100メートル以上転がっていきました。余裕のランニングホームラン。

 ボンッとう音とともに、凄まじい打球、ベンチからの歓声、その後の歓喜、その一瞬は、少年野球ですから、単純に見ていてもいいものです。

 中学や高校に行ったら、ビヨンドマックスの弊害があるのか?分からないとしか言いようがありません。しかし、うち子、小学生の頃、ビヨンドマックス使ってたから打てないんだよねって言葉も聞いたこともありません。

 そうは言っても、高すぎるバットは、私は買いませんが、、、。
 バットがどうのこうのではなく、ティースタンドやロングティーで飛距離を伸ばすこと、トスバッティングで芯にあてる練習を繰り返すこと、この2つを練習し、実戦打撃をすると、強力打線がつくれます。
 実戦打撃だけでもいいかも知れませんが、練習の効率はよくないです。
 また、ティーやトスも1人最低100づつ、やりたいところです。少年野球あるあるで、フリーバッティング、1人10球、実戦打撃、1人1〜2打席で20人ぐらいいるとこれだけで、2,3時間かかります。結局、1人あたり15スイングぐらいしかしない。これでは打てるようになりません。
 どちらかといえば、こういったチームの方が多いです。あげくの果てに、すぐに集合させて、バッティング指導しているつもりの、デタラメうんちくを披露して、無駄な時間を使います。

 本当にバッティング指導をできるスキルを持った方は、少年野球チームにはいないと考えた方がいいと思います。
 

バントについて

 少年野球にバントは必要か?
 不要な理由はありません。バントなどの感覚を主とするスキルほど、小学生、特に低学年から身につけるべきです。

 中学生からだと、細かい感覚を身につけるのは難しいように思います。

 仮に球種やコースに関わらず、どんなボールでもラインと平行にまっすぐ転がすことができるスキルがあれば、高校だけではなく、それ以上のステージでも重宝されます。

 少年野球では、打撃重視のチームであっても、練習では低学年からガッツリ練習した方がいい。小学生にはバントではなく、フルスイングでいいという指導者もいますが、本当にその子たちの将来を考えているのでしょうか?

 練習の仕方として、気まぐれにバント練習をするチーム、トスとの一貫でバントするチームなどあります。
 低学年には、1球交代でぐるぐる回す方法など、工夫をするといいです。

 バントスキルもそこそこ奥が深いです。残念ながら、例えば、セーフティバントの足の動き方を理解している少年野球の指導者に、10年間で一人も会ったことがありません。

 プロ野球選手のバント動画を1000回ぐらい繰り返し見て、頭の中に叩き込んで下さい。デタラメな野球ばかり教えてもうまくなりません。

 このほんの少しの差、これを積み上げることで大きな差になります。

ピンチはチャンス

 僕がこれまで見てきた少年野球チームは、バッターをアウトにする練習に偏っています。ランナーをアウトにする練習をすることがほとんどありません。

 また、キャッチボールができれば、0点に抑えられるといった、キャッチボールに過度の期待をし過ぎています。、野球を教えられない、知らない方が指導していることが多いです。
 
 私ならば、牽制、タッチプレー、ラウンダウン、ランナー付き投内連携を必ず練習します。
 ランナーをアウトにすることを覚えさせます。そして、そのために必要なスキルを細かく教えていきます。
 最悪の場合、暴投による1点を防ぐため、投げさせない野球を教える方もいます。そういった指導者が中学、高校へ通じる野球を語るのは違和感しかありません。
 
 本題ですが、満塁の場面では、バッターを含めて、アウトにできる相手は4人います。ランナーをアウトにするチャンスはランナーなしに比べて、4倍取りやすい場面です。
 なぜ、バッターだけに集中するのでしょうか?気を抜いているランナーは1人もいないのでしょうか?
 
 以前、ピッチャーがバッターに集中しているかのようにみせかけ、2塁ランナーのリード大きくなったところで、逆牽制を決めた場面がありました。

 低学年でもサラッと決めてみせました。中学、高校はあっという間に終わります。小学生のうちに出来る限り野球スキルを身につけ、ランナーを置いた場面で様々な選択肢を相手の動きを観察できる状態で、上に送り出した選手と、ただ単に、キャッチボールやバッティングしかやらずに、上に送り出した選手とでは、1試合中に得られる経験値が変わってくるのではないでしょうか?と思っています。




 

絶対覚えたい2塁牽制

 低学年チームの場合、ある程度のレベルまで達しないと、2塁への盗塁はもちろん、3塁への盗塁も簡単に許してしまいます。

 しかし、ピッチャーが逆回りの牽制、右ピッチャーであれば、時計回りの牽制を使えると、3塁への盗塁がしにくくなります。

 また、2塁へは、プレートを外さなくても偽投も可能であるため、こちらも、使います。
 あまり見せると手の内がバレてしまいますが、逆回りの牽制があるだけでも、効果はあります。

 私の場合、全員に牽制の練習をさせます。常にプレートを外す牽制だけを教える方もいますが、もったいないです。
 1塁、2塁、3塁へのさまざまな牽制を、誰が一番早く投げれるか競争することで、素早い牽制が身につきます。
 回転しながら投げることで、運動神経の向上、反応の速さも向上します。

 素早い牽制のコツは、身体の中心で回ることです。軸足で回ると回転の幅が大きくなってしまいます。
 また、回転と同時に軸足を後ろに引きます。これを低学年から練習メニューに10分追加するだけで、全員マウンドに立つことができます。

 市の大会で、順調に勝ち上がり、準決勝、決勝あたりから、パパ審判ではなく、連盟審判員になった途端に、ボークを取られるピッチャーをよくみます。

 指導者がよろしくないです。ですが、よくある光景です。

 牽制の最大のメリットは、リードを抑えることもできます。そのため、ランナーがいるときに、ランナーをアウトにできる可能性が大幅に上がります。

 盗塁させない、大きなリードをさせない、このような僅かな差を積み上げていくことで、強いチームが出来上がってきます。
 この差をキャッチボールができてない、気持ちの問題だ、ボールを見て振ってないなど、指導者のスキル部分で負けていることが多々あるにも関わらず、結局、うちの子どもたちはダメだと負ける理由を子供に転嫁するチームがたくさんあります。

 その代の強さは、5年生でほぼ勝負はついてます。いかに、そこまでにたくさんのスキルを子どもたちに身につかせることができるかが、勝負の鍵です。